M&Aのオススメ講座まとめ!基礎から実務向けまで

M&Aについて学ぶ方法には、書籍やWEBサイト・セミナーや講座などさまざまあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。そこで本記事では、基礎から実務レベルまで、さまざまなレベルのM&Aを学べる講座についてご紹介します。


目次

  1. M&A講座を必要とする理由
  2. M&Aの学び方
  3. M&A講座の種類
  4. M&Aのおすすめ講座
  5. 本気でM&Aをお考えの際は仲介会社に相談
  6. まとめ

1. M&A講座を必要とする理由

M&A講座を必要とする理由

経営者や企業のM&A担当者、金融機関の法人担当や専門士業など、M&A講座にはさまざまな対象者向けの講座があります。また、M&A講座の受講者にもそれぞれの目的があります。ここでは、M&A講座を必要とする理由を、以下の5点に分けて解説します。

  1. 今後M&Aを行うため
  2. M&Aから会社を守るため
  3. M&Aの基礎・実務を学ぶため
  4. M&Aの資格を取得するため

①今後M&Aを行うため

M&A講座は、M&Aを検討している経営者も受講します。M&A・事業承継を検討しているもののやり方がわからない、どこに相談すれば良いかわからないという経営者は多く存在します。

また、M&Aの専門家に外注するにしても、すべてを丸投げするわけにはいきません。そこでM&A講座を受講することにより、M&Aのやり方をひと通り覚えることができます。

【関連】M&Aのスケジュールや手順を表で解説!期間を早めることはできる?

②M&Aから会社を守るため

M&Aは仕掛けるだけでなく、第三者から仕掛けられる可能性もあります。非上場で株式譲渡制限のある企業であれば心配はありませんが、上場企業の場合はいつ誰からM&Aを仕掛けられるかわかりません。

経営者は会社を守るためにも、M&Aの知識を身に付けておく必要があります。

③M&Aの基礎・実務を学ぶため

企業のM&A担当者やM&A仲介会社のM&Aアドバイザー、金融機関や専門士業でM&Aに携わる人材など、M&Aを仕事にする人たちは、初めからM&Aの知識や経験があるわけではありません。

そこで会社や事務所は、M&Aの基礎と実務を学べる講座を受講させることで、M&Aに関する能力を身に付けさせます。

M&A講座は、入門レベルから高度なプロフェッショナルレベルまで、さまざまなレベルがあります。それらの講座を段階的に受講していくことで、M&Aの実務者は専門性を高めていきます。

④M&Aの資格を取得するため

M&Aアドバイザーは資格が無くても従事することができます。しかし、M&Aの専門家には幅広い知識と的確な判断力、高いコミュニケーション能力が求められるうえ、経営者との信頼関係も重要です。

M&Aの業務に従事する人は、信頼度の高いM&Aの資格を取得することで信頼性を担保することができます。

さらに、コンサルタント会社や金融機関への就職を目指す学生、出世を目指す金融機関の職員、転職を目指すサラリーマンや起業予定の人など、キャリアアップのためにM&Aの資格を取得する人も増えています。

【関連】M&Aのアドバイザリー(FA)ってどんな仕事?選び方やランキングあり!

2. M&Aの学び方

M&Aの学び方

M&Aに関する知識を身に付けるには、以下の方法があります。

  1. 書店で販売されている書籍で学ぶ
  2. 大学などで開催される講義・セミナーで学ぶ
  3. M&A専門の講座を受ける
  4. WEBサイトで学ぶ

①書店で販売されている書籍で学ぶ

書籍であれば、M&Aに関する知識を体系的に学ぶことができます。M&Aの概要がわかる書籍は数多く出ていて、どの本を選んでも基礎知識はしっかりと得られるでしょう。

ただし基礎レベルの書籍が多く、高度なレベルの書籍数が相対的に少ないことが難点です。また著者の主観が多い書籍や、情報が古くなっている書籍もあるので、選ぶ際は注意が必要です。

②大学などで開催される講義・セミナーで学ぶ

大学で一般公開されている講義や、M&A仲介会社や金融機関などが一般向けに開いているセミナーで学ぶ方法もあります。参加費が無料であることも多く、講師に質問できる点もメリットといえます。

ただし、開催が不定期で常に開催情報をチェックしておかなければならない場合もあります。

③M&A専門の講座を受ける

本記事でご紹介するような、M&A専門の講座で学ぶこともできます。基礎的な知識だけでなく専門的な実務レベルまで学べる点が強みです。ただし、費用が高めで受講に条件がある場合もあります。

M&A関連の仕事に従事している場合、受講費用を会社で負担してもらえることもあるので、事前に確認してみましょう。

④WEBサイトで学ぶ

本サイトのような、M&A仲介会社などが運営しているWEBサイトで学ぶ方法もあります。手軽に学ぶことができ、知りたい情報だけを選ぶことができます。

ただし、情報が散らばっていたり情報不足になったりする場合があるので、複数の記事やWEBサイトで確認することが重要です。

【関連】M&Aコンサルってどんな仕事?仲介会社との違いや選び方を解説!

3. M&A講座の種類

M&A講座の種類

M&Aの講座には学習方法によって以下のような種類があります。

  1. 講義型のM&A講座
  2. ワークショップ型のM&A講座
  3. 通信講座

講義型のM&A講座

講義型のM&A講座は、講師の話を聴く形の講座です。M&Aの基礎を学ぶ講座やM&Aを検討している経営者向けの講座などの多くは講義型の講座です。短期間で多くの知識を得ることはできますが、実践的な力をつけることには向いていません。

ワークショップ型のM&A講座

ワークショップ型のM&A講座は、実際のケースなどを基に自ら解決策を考えたり、グループでディスカッションしたりと、実践的な力をつけることができます。

ワークショップ型のM&A講座は、主にM&A仲介業務に従事している専門家がさらに実践力を高めるために行われる講座です。

通信講座

通信講座には実際にテキストが届いて学ぶ方法と、Webで学ぶ通信講座があります。通信講座は自分の勉強できる時間に合わせて学べる点がメリットです。また、通信講座には添削があるので、理解度を確認しながら学習を進めることができます。

しかし、多くの場合は1人で学ぶことになるので、モチベーションの維持に工夫が必要です。

4. M&Aのおすすめ講座

M&Aのおすすめ講座

ここからはM&Aのおすすめ講座を、主に基礎が学べる講座と実務を学べる講座に分けてご紹介します。

M&Aの基礎を学べる講座

M&Aの基礎を学べる講座には以下のような講座があります。

  1. デロイトトーマツ
  2. 日本M&Aアドバイザー協会(JMAA)
  3. 株式会社プロフェッションネットワーク(PROnet)
  4. ノマドジャーナル
  5. ビジネスクラス・セミナー
  6. 事業承継入門講座(事業承継・M&A3カ月コース)
  7. 入門 企業の組織再編とM&A

①デロイトトーマツ

大手会計監査法人であるデロイトトーマツでは、M&A業務に携わってからまだ経験が浅い人やM&A業務未経験の人向けに、M&Aプロフェッショナル養成講座を定期的に開催しています。

対象は、公認会計士・中小企業診断士・弁護士・税理士・企業のM&A担当者などです。講座は2日間で8講座行われ、講座を修了すると、「DTFAアカデミー M&Aプロフェッショナル養成講座」の修了証が授与されます。

②日本M&Aアドバイザー協会(JMAA)

日本M&Aアドバイザー協会(JMAA)ではJMAA認定M&Aアドバイザーの資格を取得することができます。JMAA認定M&Aアドバイザー資格を取得するには、日本M&Aアドバイザー協会(JMAA)の講座を受講し、協会員として登録する必要があります。

講座は誰でも受講可能です。講座は少人数のディスカッション形式で行われ、M&Aの基礎から身に付けることができます。受講者はM&A未経験の経営者やビジネスマン、学生などさまざまです。

③株式会社プロフェッションネットワーク(PROnet)

株式会社プロフェッションネットワーク(PROnet)では、資格の学校大手のTACが実際に開催した「M&Aスペシャリスト実務講座」を編集し、WEB講座として公開しています。

「M&Aスペシャリスト実務講座」は、M&Aの実務経験がない人や経験の浅い人向けの内容です。通信講座なので、3ヶ月間の期限内は何度でも受講できます。

PROnetはM&A仲介大手のストライクと資格の学校大手のTACが提携して運営しているので、M&Aの基礎がしっかりと分かりやすく身に付く内容となっています。

④ノマドジャーナル

「nomad journal(ノマドジャーナル)」は、副業・複業やフリーランス、起業など、働き方に関する記事を提供しているWEBメディアです。ノマドジャーナルでは連載企画として『【今さら聞けない】基本から学ぶM&A講座』を全11回で公開しています。

記事の内容は、M&Aの基礎から実務での大事なポイントなどが体系的に解説されています。ノマドジャーナルの運営会社である株式会社サーキュレーションは、事業承継仲介業も行なっています。連載記事の執筆も現役の公認会計士なので、実践的な知識も得られます。

⑤ビジネスクラス・セミナー

ビジネスクラス・セミナーは、さまざまなビジネス関連ジャンルのセミナーを探せるポータルサイトです。M&A関連のセミナーも定期的に何種類か公開されています。セミナーのテーマはほとんどが実務者向けの高度な内容です。

⑥事業承継入門講座(事業承継・M&A3カ月コース)

株式会社きんざいでは、通信講座として『事業承継入門講座(事業承継・M&A3カ月コース)』を提供しています。

事業承継入門講座は、金融機関職員が中小企業経営者などに事業承継・M&Aのアドバイスを行うための実務対応力を身に付けることを目的としています。テキストは3冊で、添削は期間内に3回行われます。

事業承継入門講座に対応した試験である『金融業務能力検定 金融業務2級 事業承継・M&Aコース』は通年実施されている試験です。

⑦入門 企業の組織再編とM&A

国家資格や公務員試験の受験指導、ビジネススキルアップの支援などを行なっている、LEC東京リーガルマインドでは、法人向けにさまざまなeラーニング研修も実施しています。

M&Aに直接関係するeラーニングには、『入門 企業の組織再編とM&A』があります。こちらのeラーニングは、法人の管理者向けにM&Aを用いた組織再編について学びます。学習時間は1時間で、理解度を確認するテストもあります。

他にもLEC東京リーガルマインドでは、法務や税務・労務などM&Aに必要な知識を身に付けることができます。

M&Aの実務を学べる講座

M&Aの実務を学べる講座には以下のような講座があります。

  1. M&Aフォーラム
  2. M&Aエキスパート協会(JME)
  3. 日本M&Aセンター
  4. LexisNexis Japan
  5. JIMA日本経営管理協会
  6. M&Aコンサルタント養成講座
  7. M&A戦略リーダー養成講座
  8. 収益拡大のためのM&A実践講座

①M&Aフォーラム

M&Aフォーラムは、M&Aの普及やM&Aに従事する人材の育成などを目的として設立された民間の任意団体です。

活動の一環として行われているM&A講座はレベルに合わせて数種類あり、M&Aの基礎知識を習得できる『M&A実践実務講座』は、M&A経験の無い人や経験の浅い人を中心に人気の講座となっています。

段階を踏んで講座を受講していくことで、現場でも通用するスペシャリストを目指すことができます。

②M&Aエキスパート協会(JME)

M&Aエキスパート協会(JME)では、基礎レベルから実務のスペシャリストレベルまで、3段階の講座に分かれています。

スタンダードレベルの『事業承継・M&Aエキスパート』では、M&Aの基礎を学ぶことができ、講座をきちんと受ければ資格も比較的簡単に取得できます。

アドバンスレベルの『事業承継シニアエキスパート』は、『事業承継・M&Aエキスパート』の上位資格です。中小企業の事業承継・M&Aに関して、より実務レベルで学ぶことができます。

プロフェッショナルレベルの『M&Aシニアエキスパート』はM&A実務の最難関資格です。実際の事例に基づいた実務を学びます。

③日本M&Aセンター

M&Aの大手仲介会社である日本M&Aセンターでは、毎年数多くのM&Aに関するセミナーを開催しています。セミナーはM&Aを検討しているさまざまな業界の経営者向けに行われていて、開催地域も全国各地の主要都市で開かれています。

M&Aに関する知識を身に付けることよりも、経営者のM&Aに関する課題や悩みに応える、実用的な内容がメインとなっています。

④LexisNexis Japan

LexisNexis Japanでは、弁護士や企業のM&A・法務担当者向けに、M&Aの法務に関する実務を学ぶセミナーを数多く開催しています。内容は全て実務者向けの実践的なものとなっています。

企業のM&A実務担当者向けのセミナーでは、社内での各部門との連携方法や、M&Aアドバイザーの活用方法、M&Aに関するノウハウを社内に蓄積する方法など、一般的な書籍やセミナーでは語られないような内容も学べる点が特徴です。

⑤JIMA日本経営管理協会

経営に関する教育や、経営コンサルタントの育成などを行なっている『JIMA日本経営管理協会』では、『M&Aスペシャリスト』の資格を取得することができます。M&Aスペシャリスト資格は指定の講座を受講することによって取得可能です。

資格取得後も毎年措定研修を受講する必要があり、3年ごとに資格の更新をしなければなりません。M&Aスペシャリストの講座を受講することによって、M&Aの基礎から実務までひと通り学ぶことができます。

⑥M&Aコンサルタント養成講座

株式会社ビズアップ総研では、公認会計士や税理士などの士業を対象に、Webセミナーなど、さまざまな教育システムを提供しています。その中で、公認会計士・税理士がM&Aの実務を学ぶために開講されているのが、M&Aコンサルタント養成講座です。

M&Aコンサルタント養成講座では、顧問先からM&Aのニーズを掘り起こす段階から、提案方法やマッチング方法、M&Aの手続きについて、公認会計士・税理士主導で進める実践的な方法が学べます。

⑦M&A戦略リーダー養成講座

公益財団法人 日本生産性本部では、経営アカデミーを運営しています。経営アカデミーは日本で長年の実績があるビジネススクールです。経営者や経営幹部など、リーダーを育てる研修・セミナーを数多く実施しています。

M&A戦略リーダー養成講座は、自社でM&Aの実務リーダーを育てるための講座です。講座内容は、会計の基礎知識からケーススタディを通して学ぶ実務まで、M&Aの社内リーダーとしての要点をひと通り学ぶことができます。

⑧収益拡大のためのM&A実践講座

株式会社銀行研修社では、地域金融機関の法人担当者向けに『収益拡大のためのM&A実践講座』という通信講座を提供しています。『収益拡大のためのM&A実践講座』では、法人担当者が中小企業の経営者にM&Aの提案ができることを目指します。

講座では、金融機関にとってのM&Aの意義や、金融機関によるM&A実務の進め方などを学びます。受講期間は3ヶ月でテキストが3冊、添削出題は3回あります。

5. 本気でM&Aをお考えの際は仲介会社に相談

M&Aは仲介会社に相談

経営戦略の1つとして、M&Aを活用することによって会社を成長させる。M&Aによって経営再建や事業の方向転換を図る。M&Aによって会社の後継者を見つけるなど、経営者がM&A講座を受講する目的はさまざまでしょう。

M&Aの際、M&Aアドバイザーのアドバイスを基に的確な判断をするには、自らもM&Aの知識を身に付けることが大切です。また、信頼できるM&A仲介会社に依頼することも非常に重要です。

M&A総合研究所では、経験豊富なM&Aアドバイザーが密にコミュニケーションを取りながら、誠実に対応します。少数精鋭で臨むので、スピード感を持ってM&Aを進められることが強みです。

また報酬体系は、着手金と中間報酬が無料、成果報酬は業界最安水準となっています。相談も無料なので、まずはお気軽にご相談ください。

M&A・事業承継ならM&A総合研究所

6. まとめ

まとめ

M&Aのおすすめ講座をご紹介してきました。M&Aによって会社を成長させる、事業承継先を探す、M&Aに関わる仕事のスキルアップ、M&Aの資格取得など、M&Aを学ぶ目的はさまざまです。

M&Aについて学ぶには、主に4つの方法があります。

  1. 書店で販売されている書籍で学ぶ
  2. 大学などで開催される講義・セミナーで学ぶ
  3. M&A専門の講座を受ける
  4. WEBサイトで学ぶ
それぞれにメリット・デメリットがあるので、自身の状況に合わせて選択する必要があります。

今回ご紹介したM&A講座をまとめると、基礎を学べる講座には以下のような運営元があります。
  1. デロイトトーマツ
  2. 日本M&Aアドバイザー協会(JMAA)
  3. 株式会社プロフェッションネットワーク(PROnet)
  4. ノマドジャーナル
  5. ビジネスクラス・セミナー
  6. 事業承継入門講座(事業承継・M&A3カ月コース)
  7. 入門 企業の組織再編とM&A

また、実務を学べる講座には以下のような運営元があります。
  1. M&Aフォーラム
  2. M&Aエキスパート協会(JME)
  3. 日本M&Aセンター
  4. LexisNexis Japan
  5. JIMA日本経営管理協会
  6. M&Aコンサルタント養成講座
  7. M&A戦略リーダー養成講座
  8. 収益拡大のためのM&A実践講座

それぞれの講座に受講対象者や受講推奨レベルがあるので、よくご確認のうえ受講してください。

また、M&Aを学ぶだけでなく実際にM&Aの実行を検討している場合は、M&A仲介会社選びも重要です。

関連する記事

人気の記事

人気の記事ランキング

新着一覧

最近公開された記事