会社売買の譲渡案件一覧50選!会社売買の方法、メリット、リスクも解説

会社売買・M&Aの需要は、増加傾向にあります。会社売買の譲渡案件は多様化し、さまざまな業種・規模の案件があります。本記事では会社売買・M&Aの譲渡案件を一覧でご紹介します。また、会社売買の方法や、メリット・リスクについてもくわしく解説しています。、


目次

  1. 会社売買・M&Aは増加傾向にある
  2. 会社売買の譲渡案件一覧50選
  3. 会社売買・M&Aマッチングサイトのメリット・デメリット
  4. 会社売買・M&Aの方法と手順
  5. 会社売買・M&Aのメリット
  6. 会社売買・M&Aのリスク
  7. 会社売買・M&Aでおすすめの仲介会社
  8. まとめ

1. 会社売買・M&Aは増加傾向にある

会社売買・M&Aは増加傾向にある

近年、日本の会社売買・M&Aは増加傾向にあります。主な背景として、中小企業の後継者不足や若手起業家の意識の変化が考えられます。

親族が継ぐことの多かった中小企業経営ですが、価値観の変化によって子どもに継がせようとするオーナー経営者が少なくなり、継ごうと考える子どもも減っています。

ビジネス環境の変化が速くなり、将来が不透明な点も事業を継がせることを躊躇させる原因となっています。その結果、M&Aによる会社売買が増加することとなりました。

M&Aにネガティブなイメージを持っていた、中小企業経営者の認識が変わってきたことも、M&Aによる会社売買増加につながっています。

また、若手起業家は、M&Aによる会社売買を積極的に行うようになっています。以前まで起業といえば、ゼロから会社を育てて上場させることがゴールという価値観がありました。

しかし近年は、会社をある程度育てたらM&Aで売却する、という考え方の起業家が増えています。その結果、ベンチャー企業のM&Aによる会社売買も増加しています。

2. 会社売買の譲渡案件一覧50選

会社売買の譲渡案件一覧50選

ここからは実際の売却・譲渡案件をご紹介します。紹介する項目は以下の4点です。
 

  • 所在地
  • 売上高
  • 譲渡・売却希望価額
  • アピールポイント

①歯科クリニックの売却

会社売買・M&A案件の1件目は、歯科クリニックの売却です。

所在地 関東・甲信越
売上高 1000万円〜5000万円
譲渡・売却希望価額 5000万円〜1億円
アピールポイント リース代金や賃料の支払い必要なし

②芸能人・有名人のエンタメ情報等の発信メディア

会社売買・M&A案件の2件目は、芸能人・有名人のエンタメ情報等の発信メディアです。

所在地 関東・甲信越
売上高 1億円〜2.5億円
譲渡・売却希望価額 5億円〜7.5億円
アピールポイント 複数のエンタメWebメディア運営
ドメインが強い
記事作成はクラウドワーカーで完結

③【山手線駅から徒歩3分以内】ネイルサロンの売却

会社売買・M&A案件の3件目は、ネイルサロンの売却です。

所在地 関東・甲信越
売上高 1000万円〜5000万円
譲渡・売却希望価額 〜1000万円
アピールポイント 山手線駅から徒歩3分
口コミ高評価

④【日本向け商品】ネット通販会社の譲渡

会社売買・M&A案件の4件目は、ネット通販会社の譲渡です。

所在地 海外
売上高 1000万円〜5000万円
譲渡・売却希望価額 5000万円〜1億円
アピールポイント リーズナブル
大手卸と取引有り
品揃え豊富

⑤【事業承継】不動産所有会社の株式譲渡

会社売買・M&A案件の5件目は、不動産所有会社の株式譲渡です。

所在地 関東・甲信越
売上高 1000万円〜5000万円
譲渡・売却希望価額 2.5億円〜5億円
アピールポイント 駅から徒歩圏内の物件有り

⑥販売管理パッケージシステム会社の譲渡

会社売買・M&A案件の6件目は、販売管理パッケージシステム会社の譲渡です。

所在地 九州
売上高 1000万円〜5000万円
譲渡・売却希望価額 1000万円〜5000万円
アピールポイント 自社開発の販売管理システム
企業経営改善システム有り

⑦EV二輪生産・販売の海外法人売却

会社売買・M&A案件の7件目は、EV二輪生産・販売の海外法人売却です。

所在地 海外
売上高 1億円〜2.5億円
譲渡・売却希望価額 無し
アピールポイント 現地に生産拠点
販売店約30店舗
ベトナムの二輪市場は年間約300万台

⑧女性向け総合情報発信メディアの株式譲渡

会社売買・M&A案件の8件目は、女性向け総合情報発信メディアの株式譲渡です。

所在地 東京都
売上高 1000万円〜5000万円
譲渡・売却希望価額 5億円〜7.5億円
アピールポイント 月1000万PV・250万UU以上
専門家の監修有り
検索ランキング上位維持

⑨保育園・老人ホームの譲渡

会社売買・M&A案件の9件目は、保育園・老人ホームの譲渡です。

所在地 近畿
売上高 1億円〜2.5億円
譲渡・売却希望価額 2.5億円〜5億円
アピールポイント 専門家と協力し保育園での発育支援
老人ホームでの定期健康診断

⑩マッサージ店舗の譲渡(2店舗)

会社売買・M&A案件の10件目は、マッサージ店舗の譲渡です。

所在地 東京都
売上高 5000万円〜1億円
譲渡・売却希望価額 1000万円〜5000万円
アピールポイント 黒字継続
2店舗とも好立地
スタッフの勤続年数が長い

⑪太陽光事業の株式譲渡

会社売買・M&A案件の11件目は、太陽光事業の株式譲渡です。

所在地 プレミアム案件のため非公開
売上高 5億円〜10億円
譲渡・売却希望価額 プレミアム案件のため非公開
アピールポイント プレミアム案件のため非公開

⑫【急成長中】女性向け情報発信Webメディア


会社売買・M&A案件の12件目は、女性向け情報発信Webメディアです。

所在地 関東・甲信越
売上高 5000億円〜1億円
譲渡・売却希望価額 プレミアム案件のため非公開
アピールポイント プレミアム案件のため非公開

⑬お食事系Webメディア運営会社の譲渡

会社売買・M&A案件の13件目は、お食事系Webメディア運営会社の譲渡です。

所在地 関東・甲信越
売上高 1000万円〜5000万円
譲渡・売却希望価額 希望無し
アピールポイント 別ジャンルの展開可能
記事作成はクラウドワーカーで完結
月220万PV以上

⑭運送会社の持ち分譲渡

会社売買・M&A案件の14件目は、運送会社の持ち分譲渡です。

所在地 非公開
売上高 1億円〜2.5億円
譲渡・売却希望価額 5000万円〜1億円
アピールポイント トラック複数台保有
20以上の都道府県で各種許認可取得
固定受注先50社以上

⑮マツエク・ネイルサロンの営業権譲渡

会社売買・M&A案件の15件目は、マツエク・ネイルサロンの営業権譲渡です。

所在地 関東・甲信越
売上高 1000万円〜5000万円
譲渡・売却希望価額 〜1000万円
アピールポイント 2店舗経営
パート含め9名のスタッフ

⑯女性向けの恋愛・占い情報サイト

会社売買・M&A案件の16件目は、女性向けの恋愛・占い情報サイトです。

所在地 関東・甲信越
売上高 1000万円〜5000万円
譲渡・売却希望価額 5億円〜7.5億円
アピールポイント 月1200万PV以上
記事制作はクラウドワーカーで完結
別ジャンル展開も可能

⑰観光地フードコートでの営業権譲渡

会社売買・M&A案件の17件目は、観光地フードコートでの営業権譲渡です。

所在地 沖縄県
売上高 5000万円〜1億円
譲渡・売却希望価額 1000万円〜5000万円
アピールポイント 約500人のキャパシティ
寄港場所から約10分

⑱給与先払いシステム運用会社の株式譲渡

会社売買・M&A案件の18件目は、給与先払いシステム運用会社の株式譲渡です。

所在地 関東・甲信越
売上高 〜1000万円
譲渡・売却希望価額 1000万円〜5000万円
アピールポイント 初期費用・月額利用料無料
最安水準の利用料
大企業の導入実績有り

⑲妊娠・出産から子育てを支援するポータルサイト

会社売買・M&A案件の19件目は、妊娠・出産から子育てを支援するポータルサイトです。

所在地 関東・甲信越
売上高 〜1000万円
譲渡・売却希望価額 〜1000万円
アピールポイント 1日6000PV以上
Facebook 8000いいね

⑳建築関連Webメディア

会社売買・M&A案件の20件目は、建築関連Webメディアです。

所在地 関東・甲信越
売上高 〜1000万円
譲渡・売却希望価額 〜1000万円
アピールポイント 4000件以上の登録数

㉑エステ・整体サロンの事業譲渡

会社売買・M&A案件の21件目は、エステ・整体サロンの事業譲渡です。

所在地 中部・北陸
売上高 〜1000万円
譲渡・売却希望価額 〜1000万円
アピールポイント ベテランスタッフ有り
スキンケア品販売権利有り

㉒【急成長中】アウトドア情報発信Webメディア

会社売買・M&A案件の22件目は、アウトドア情報発信Webメディアです。

所在地 関東・甲信越
売上高 5000万円〜1億円
譲渡・売却希望価額 プレミアム案件のため非公開
アピールポイント プレミアム案件のため非公開

㉓海外養殖場運営会社の株式譲渡

会社売買・M&A案件の23件目は、海外養殖場運営会社の株式譲渡です。

所在地 海外
売上高 1000万円〜5000万円
譲渡・売却希望価額 非公開
アピールポイント 生態系に精通
種苗生産可能
高品質

㉔【黒字】美容系Webメディア運営会社の株式譲渡

会社売買・M&A案件の24件目は、美容系Webメディア運営会社の株式譲渡です。

所在地 関東・甲信越
売上高 〜1000万円
譲渡・売却希望価額 希望無し
アピールポイント SEOノウハウに精通
取引先との信頼関係有り

㉕営業支援サービス提供会社の株式譲渡

会社売買・M&A案件の25件目は、営業支援サービス提供会社の株式譲渡です。

所在地 関東・甲信越
売上高 1000万円〜5000万円
譲渡・売却希望価額 1000万円〜5000万円
アピールポイント 丁寧なサポート
大企業が取引先

㉖学習塾フランチャイズの株式譲渡

会社売買・M&A案件の26件目は、学習塾フランチャイズの株式譲渡です。

所在地 中部・北陸
売上高 1000万円〜5000万円
譲渡・売却希望価額 1000万円〜5000万円
アピールポイント 質の高い分析・指導

㉗動画配信サービスアプリ運営会社の株式譲渡

会社売買・M&A案件の27件目は、動画配信サービスアプリ運営会社の株式譲渡です。

所在地 関東・甲信越
売上高 〜1000万円
譲渡・売却希望価額 1000万円〜5000万円
アピールポイント 5万ダウンロード以上

㉘【成長中】ガジェット取扱説明系Webメディア

会社売買・M&A案件の28件目は、ガジェット取扱説明系Webメディアです。

所在地 近畿
売上高 1000万円〜5000万円
譲渡・売却希望価額 希望無し
アピールポイント 特化型コンテンツ
早期収益化可能
ドメインに強み

㉙歴史ある名泉の売却

会社売買・M&A案件の29件目は、歴史ある名泉の売却です。

所在地 九州・沖縄県
売上高 1000万円〜5000万円
譲渡・売却希望価額 5000万円〜1億円
アピールポイント 炭酸泉
アクセス良好

㉚【人件費が安い】コールセンターの譲渡案件

会社売買・M&A案件の30件目は、コールセンターの譲渡案件です。

所在地 九州・沖縄県
売上高 1億円〜2.5億円
譲渡・売却希望価額 1000万円〜5000万円
アピールポイント 優秀なスタッフ
割安な人件費

㉛国内海外での通訳派遣・翻訳・海外調査サービスの株式譲渡

会社売買・M&A案件の31件目は、国内海外での通訳派遣、翻訳、海外調査サービスの株式譲渡です。

所在地 関東・甲信越
売上高 1億円〜2.5億円
譲渡・売却希望価額 1億円〜2.5億円
アピールポイント 優秀な人材有り
高い利益率

㉜熊本県の温泉旅館・温泉権利付き

会社売買・M&A案件の32件目は、熊本県の温泉旅館・温泉権利付きです。

所在地 九州・沖縄県
売上高 500万円〜1000万円
譲渡・売却希望価額 1000万円〜3000万円
アピールポイント 美しい景観
高い口コミ評価

㉝「転職」に特化したアフィリエイトサイト

会社売買・M&A案件の33件目は、「転職」に特化したアフィリエイトサイトです。

所在地 関東・甲信越
売上高 0円〜500万円
譲渡・売却希望価額 250万円以下
アピールポイント 検索上位キーワード有り
ライター用マニュアル有り

㉞旅行代理店

会社売買・M&A案件の34件目は、旅行代理店です。

所在地 関東・甲信越
売上高 2億5000万円〜5億円
譲渡・売却希望価額 1億円〜2億5000万円
アピールポイント 海外に強いコネクション有り

㉟銀座駅近 ネイルサロン(1店舗)

会社売買・M&A案件の35件目は、銀座駅近 ネイルサロン1店舗です。

所在地 関東・甲信越
売上高 1000万円〜2500万円
譲渡・売却希望価額 250万円〜500万円
アピールポイント 高リピート率維持
SNSでのブランディング

㊱並行輸出入者向けのオンライン管理表

会社売買・M&A案件の36件目は、並行輸出入者向けのオンライン管理表です。

所在地 近畿
売上高 0円〜500万円
譲渡・売却希望価額 250万円以下
アピールポイント 並行輸出入者向けの各種カスタマイズ有り

㊲お金(キャッシング)に関する情報サイトの譲渡

会社売買・M&A案件の37件目は、お金(キャッシング)に関する情報サイトの譲渡です。

所在地 中国・四国
売上高 1000万円〜2500万円
譲渡・売却希望価額 5000万円〜7500万円
アピールポイント コンテンツの横展開可能

㊳Web・実店舗の婦人子供衣料販売、写真スタジオ運営の会社

会社売買・M&A案件の38件目は、Web・実店舗の婦人子供衣料販売、写真スタジオ運営の会社です。

所在地 関東・甲信越
売上高 5000万円〜7500万円
譲渡・売却希望価額 1000万円〜3000万円
アピールポイント 長年の経営実績有り
優良メーカーとの取引有り

㊴新しいカタチの自撮り動画フリマサイト(特許出願中)

会社売買・M&A案件の39件目は、自撮り動画フリマサイトです。

所在地 関東・甲信越
売上高 1000万円〜2500万円
譲渡・売却希望価額 1億円〜2億5000万円
アピールポイント 新しいビジネスモデル
安全な動画売買サイト

㊵整骨院の譲渡

会社売買・M&A案件の40件目は、整骨院の譲渡です。

所在地 近畿
売上高 1000万円〜2500万円
譲渡・売却希望価額 250万円〜500万円
アピールポイント 地域での認知度の高さ
安定した売り上げ

㊶在宅・訪問マッサージの派遣事業

会社売買・M&A案件の41件目は、在宅・訪問マッサージの派遣事業です。

所在地 関東
売上高 3000万円
譲渡・売却希望価額 2000万円
アピールポイント 施術師・代理店多数有り

㊷機械の設計・製造・販売

会社売買・M&A案件の42件目は、機械の設計・製造・販売です。

所在地 関東
売上高 1億円
譲渡・売却希望価額 3900万円
アピールポイント プラント設計・管理業歴30年

㊸運送業

会社売買・M&A案件の43件目は、運送業です。

所在地 関東
売上高 1億円
譲渡・売却希望価額 3000万円
アピールポイント 参入障壁が高く希少価値が高い

㊹ゴム金型の製造

会社売買・M&A案件の44件目は、ゴム金型の製造です。

所在地 関東
売上高 5500万円
譲渡・売却希望価額 1800万円
アピールポイント 30年の業歴と高い技術

㊺鮮度にこだわる寿司店

会社売買・M&A案件の45件目は、鮮度にこだわる寿司店です。

所在地 東北
売上高 6000万円
譲渡・売却希望価額 応相談
アピールポイント 新しいビル内店舗
高い仕入れ力

㊻整形外科クリニック

会社売買・M&A案件の46件目は、整形外科クリニックです。

所在地 東北
売上高 1.5億円
譲渡・売却希望価額 6000万円
アピールポイント 変性疾患、小・中学生、スポーツ外傷の来院が多い

㊼スイミング・フィットネス・健康教室

会社売買・M&A案件の47件目は、スイミング・フィットネス・健康教室です。

所在地 中部
売上高 9400万円
譲渡・売却希望価額 5000万円
アピールポイント 好立地・リピーター多数

㊽特殊センサーの製造販売・精密振動計の製造販売

会社売買・M&A案件の48件目は、特殊センサーの製造販売・精密振動計の製造販売です。

所在地 東京都
売上高 1400万円
譲渡・売却希望価額 6500万円
アピールポイント 独自の特殊技術
大手企業との取引実績

㊾お洒落なスマートフォンケースの企画・販売の事業譲渡

会社売買・M&A案件の49件目は、お洒落なスマートフォンケースの企画・販売の事業譲渡です。

所在地 東京都
売上高 8500万円
譲渡・売却希望価額 800万円
アピールポイント 特許権・意匠権・商標権有り

㊿司法書士事務所

会社売買・M&A案件の50件目は、司法書士事務所です。

所在地 北海道
売上高 2000万円
譲渡・売却希望価額 5000万円
アピールポイント 口コミ・地域密着の信頼度の高さ

【関連】M&A・売却・買収案件一覧35選【個人向け少額案件〜中小企業】

3. 会社売買・M&Aマッチングサイトのメリット・デメリット

会社売買・M&Aマッチングサイトのメリット・デメリット

本記事でご紹介している譲渡案件は、M&Aマッチングサイトでマッチングできます。マッチングサイトを利用する際は、メリットだけでなくデメリットについても把握しておくことが必要です。

メリット

マッチングサイトでは、豊富な案件から選べるメリットがあります。最近ではAIによって最適な相手をマッチングしてくれるサービスもあるなど、マッチングの精度は高くなっています。

マッチングサイトの利用手数料も年々安くなっているので、より利用しやすい環境が整ってきています。

デメリット

マッチングサイトでマッチングした後、当事者だけで交渉を進めるか、専門家に仲介してもらうか選ぶことになります。

当事者のみで交渉を進める場合、交渉の難航や契約の不備などトラブルが起こる可能性があります。M&Aアドバイザーなどの専門家に依頼した方が、デメリットを減らすことができます。

4. 会社売買・M&Aの方法と手順

会社売買・M&Aの方法と手順

会社売買・M&Aでよく用いられる手法や、一般的な会社売買・M&Aの手続きについて簡単に解説します。

会社売買・M&Aの手法

会社売買・M&Aには以下の手法があります。

  1. 事業譲渡
  2. 株式譲渡
  3. 合併
  4. 会社分割
  5. 株式交換・移転
  6. 第三者割当増資

①事業譲渡

事業譲渡とは、事業の一部または全部を売買するM&Aの手法です。会社をスリム化したい場合や、欲しい事業だけを手に入れたい場合に用いられます。

譲渡規模が大きいほど、手続きの負担や税負担が大きくなるので、小規模事業の譲渡に向いています。

②株式譲渡

株式譲渡とは、株式を売買することによって経営権を譲渡する手法です。

手続きが比較的簡便で、組織内の再編も必要ないので、中小企業の会社売買・M&Aでよく用いられます。

③合併

合併とは、2社以上の会社を1社に統合するM&A手法です。合併には、既存の会社同士で行う吸収合併と、新たに会社を設立する新設合併とがあります。

合併は手間と資金がかかるので、主に大企業で用いられる傾向があります。

④会社分割

会社分割とは、事業の一部または全部を譲渡するM&A手法です。

事業譲渡に似ていますが、事業譲渡は個別財産の売買取引であるのに対して、会社分割は事業の包括的な譲渡である点が大きく違います。

⑤株式交換・移転

株式交換とは、被買収企業の株式を取得し、対価として株式等を交付する手法です。一方株式移転とは、新会社を設立して親会社とし、既存の会社の株式を新会社に移転する手法です。

株式交換は相手企業を完全子会社化する際に用いられます。また、株式移転は持ち株会社を作る際によく用いられる手法です。どちらの手法も、グループ企業再編の際によく利用されます。

⑥第三者割当増資

第三者割当増資とは、取引先や付き合いのある銀行などに新株を交付することで資金調達する手法です。新株の交付数を一定以上増やすことで、M&A手法として利用することもできます。

第三者割当増資は、公募増資が利用できない非上場企業でよく用いられる方法です。資金調達だけでなく、関係者との協力関係を深められる効果もありますが、他株主の議決権割合が下がるなどのデメリットがあることから、株主総会での承認が必要です。

【関連】M&A戦略のメリット・デメリット26選!買い手・売り手サイドから解説!

会社売買・M&Aの手順

会社売買・M&Aの手続きは以下の順番で進みます。

  1. 会社売買・M&Aの相談
  2. 会社売買・M&Aの委託契約・戦略・手法策定
  3. 会社売買・M&Aの手続きや各種契約書の締結
  4. デューデリジェンスや条件交渉
  5. クロージング

①会社売買・M&Aの相談

多くの場合、会社売買・M&Aには専門家のサポートが必要です。会社売買・M&Aの相談先は、M&A仲介会社、会計士・税理士、金融機関、公的機関などさまざまな専門家の中から選択します。

それぞれに特徴、強みがあるので、状況に合わせてよく検討する必要があります。

②会社売買・M&Aの委託契約・戦略・手法策定

会社売買・M&Aの相談先が決まったら、専門家と契約を結び、会社売買・M&Aを行うための戦略・手法を固めていきます。戦略・手法は前述したようにさまざまな方法があり、さらに状況に合わせて手法の用い方も細かく変えていく必要があります。

③会社売買・M&Aの手続きや各種契約書の締結

会社売買・M&Aの戦略が決まったら、具体的な手続きに入っていきます。

手法によって、取締役会や株主総会での承認、債権者保護手続き、基本合意書の締結、最終契約書の締結など、さまざまな手続きが必要になるため、手続き期間は短ければ3ヶ月から半年、長ければ1年以上必要となることもあります。

④デューデリジェンスや条件交渉

会社売買・M&Aの成否を左右する要素の1つが、デューデリジェンスです。デューデリジェンスとは、企業の事業状況や財務内容などを調査することを言います。デューデリジェンスの結果を基に、相手企業と最終的な交渉を詰めていきます。

【関連】M&Aでのデューデリジェンス(DD)の手続き方法!DD項目別に注意点も解説!

⑤クロージング

すべての手続きが済んで効力発生日を迎えたら、会社売買・M&Aの手続きは完了です。しかし、手続き終了後から始まる、PMIと呼ばれる企業同士の統合作業が重要です。

事業の統合だけでなく、企業風土の擦り合わせや従業員のモチベーション管理など、PMIの徹底が会社売買・M&Aの成否を左右します。

【関連】M&Aのスケジュールや手順を表で解説!期間を早めることはできる?

5. 会社売買・M&Aのメリット

会社売買・M&Aのメリット

会社売買・M&Aには、売却側、買収側それぞれにメリットがあります。ここでは、具体的なメリットについて、売却側、買収側それぞれの立場から解説します。

売却側

売却側は主に以下のメリットが得られます。

  1. 従業員の雇用確保
  2. 後継者問題の解決
  3. 売却・譲渡益の獲得
  4. 大手資本の下で安定した経営
  5. 個人保証・債務・担保などの解消

①従業員の雇用確保

会社を解散する場合、従業員の雇用も失われます。従業員を雇ってきた経営者にとって、従業員の雇用は大きな心配事の1つです。しかし、会社売買・M&Aによって事業をを引き継ぐことができれば、従業員の雇用も守ることができます。

事業の引継ぎ先を決める際に、経営者は事業や従業員を大事にしてくれるかなど、相手の誠実さを重視する方が多くいます。会社売買・M&Aによって信頼できる相手に従業員を任せることができれば大きなメリットとなります。

②後継者問題の解決

中小企業庁の調査では、事業の継続性、成長性はあるのに、後継者がいないことで事業が継続できないという中小企業が増えています。また、後継者候補はいたものの、教育が間に合わなかった、途中で適性がないことがわかったというケースもあります。

しかし、会社売買・M&Aであれば、これらの問題が解決する可能性があります。最適な売却先が見つからないというケースもありますが、解決の可能性は大きく上がります。

③売却・譲渡益の獲得

中小企業庁の調査によると、中小企業のオーナー経営者が引退する年齢は、60代後半から70代が最も多くなっています。引退した後に心配なのはリタイア生活の資金ですが、会社売買・M&Aによって売却・譲渡益を得ることができれば、生活費をまかなうことができます。

また、若手起業家の場合は、事業の売却によってさらに収益性の高い事業の起業資金に充てることができます。

④大手資本の下で安定した経営

中小企業にとって常に悩みの種なのが資金繰りです。大手企業などに会社を買収してもらい、関連会社・子会社になることができれば、大手企業のブランド力や資本力、コネクションなどのリソースを活用できます。

ただし、企業文化や従業員などを大事にしてくれるか見極めが必要です。

⑤個人保証・債務・担保などの解消

中小企業が親族間で事業承継する際に問題となるのが、個人保証や債務・担保の解消です。最近では国の働きかけもあって、個人保証の解除に応じる金融機関も増えてきました。それでも、個人保証や債務が負担となって親族間承継を躊躇するケースは多くあります。

しかし、会社売買・M&Aであれば、親族に負担させることなく事業を引き継ぐことができます。

買収側

買収側は主に以下のメリットが得られます。

  1. 人材の確保
  2. 必要な事業を低コストで獲得
  3. 新規事業へ低コストで参入
  4. 顧客・取引先・ノウハウなどの獲得
  5. 事業エリアの拡大
  6. 投資による不労所得の獲得

①人材の確保

人材の育成には多くの時間とコストが必要です。業界によっては慢性的な人材不足で、育てた人材も会社に定着せず辞めてしまうケースが多くあります。会社売買・M&Aによる人材確保は人材不足に悩む企業にとって大きなメリットとなります。

②必要な事業を低コストで獲得

新商品の開発や新技術を使った事業など、事業を育てるには多くの資金と時間、人材を投入しなければなりません。しかし、会社売買・M&Aによって似たような事業を獲得できれば、効率良く事業を行うことができます。

③新規事業へ低コストで参入

新規事業で十分な収益が出せるようになるには、多くの時間と資金、リスクを負います。資金と人材に余裕のない中小企業にとって、新規事業にゼロから取り組むことは大きな挑戦です。

また、大企業にとっても、グローバル競争でスピードを求められる近年、新規事業にじっくりと時間をかけている余裕がありません。

会社売買・M&Aによって、すでに形ができている新規事業を手に入れることができれば大きなメリットとなります。

④顧客・取引先・ノウハウなどの獲得

会社売買・M&Aによって、顧客や取引先を獲得できます。ただし、事業の引き継ぎ方によっては顧客や取引先が離れてしまうこともあるので注意が必要です。

また、事業に関するノウハウを手に入れることができる点もメリットです。ノウハウを得ることで、無駄な失敗を避けることができます。

⑤事業エリアの拡大

コンビニエンスストアやドラッグストアのように、事業エリアのシェア獲得が生命線になる業種があります。1店舗ずつ新設していては時間がかかりますが、会社売買・M&Aによって同時に複数店舗を獲得することで、一気に事業エリアを獲得できます。

⑥投資による不労所得の獲得

事業に投資することで不労所得を得る方法もあります。将来有望と思える事業に小規模のうちに投資します。ただし、非上場企業の場合は直接交渉が必要です。また、小規模の事業に投資する場合はリスクも高くなります。

しかし、最近では個人が小さな事業に投資したり買収したりして、事業主と共に事業を育てる、エンジェル投資家が注目されています。日本ではまだ少ないですが、今後増加傾向にあります。

6. 会社売買・M&Aのリスク

会社売買・M&Aのリスク

会社売買・M&Aには、多くのメリットがありますが、当然リスクも存在します。ここでは、売却側と買収側それぞれのリスクについて解説します。

売却側

売却側には以下のリスクがあります。

  1. 希望価額で売ることができず買い叩かれる
  2. 交渉中に情報が漏れて破談になる

①希望価額で売ることができず買い叩かれる

売却側は、売却資金を得るために少しでも高く事業を売りたいと考える一方で、交渉の負担を早く終わらせたい、売れなかったら困るなどの心理から、妥協してしまうことがあります。

その結果、当初の想定よりも安く売却してしまうケースも少なくありません。このような買い叩きを防ぐためにも、交渉は極力M&Aアドバイザーなどの、実務経験豊富な専門家に任せた方が円滑に進みます

②交渉中に情報が漏れて破談になる

会社売買・M&Aの際には情報漏洩に注意が必要です。M&Aの交渉が進むと、売却側と買収側で秘密保持契約を結びます。

もし、買収側に提供した企業情報が第三者に漏れた場合、情報が漏れたうえに交渉まで破談になります。

秘密保持契約書には、該当する情報や人物などについて専門家にしっかりと作成してもらうことが重要です。

買収側

買収側には以下のリスクがあります。

  1. 簿外債務など隠れ債務が見つかる
  2. 期待したシナジー効果が発揮されない
  3. 従業員の退職・取引先・顧客離れ

①簿外債務など隠れ債務が見つかる

買収後のリスクとして、交渉中には気が付かなかった簿外債務が見つかることがあります。簿外債務とは、帳簿上に現れない隠れた債務のことです。

売却側が隠していたケースだけでなく、売却側も気が付いていないケースがあります。買収の際はデューデリジェンスを綿密に行い、簿外債務リスクを極力減らさなければなりません。

②期待したシナジー効果が発揮されない

成功・失敗の基準にもよりますが、一般的にM&Aの成功率は3割から5割程度と言われています。失敗理由として、想定していたようなシナジー効果が得られなかったケースがあります。

十分なシナジー効果が得られるかどうかはさまざまな外部要因にも左右されますが、成功確率を上げるためには、デューデリジェンスやPMIの徹底が必要です。

【関連】M&Aによるシナジー効果の成功事例10社を具体例で紹介!

③従業員の退職・取引先・顧客離れ

買収側が細心の注意を払わなければならない点が、買収をきっかけとした従業員の退職や取引先・顧客離れです。

買収直後にそれまでの企業文化を無視して事業の改善などを進めようとすると、従業員の反発を招いたり、顧客離れを引き起こしたりします。

買収直後のマネジメントは、誠実かつ慎重に行わなければなりません。

7. 会社売買・M&Aでおすすめの仲介会社

会社売買・M&Aでおすすめの仲介会社

会社売買・M&Aでは、さまざまなメリットが得られる一方、適切に手続きを進めなければ思わぬリスクを負うことにもなりかねません。

会社売買・M&Aの際は、M&Aの専門家によるサポートが重要です。

M&A総合研究所では、会社売買に実務経験豊富なM&A専門の公認会計士が専任につき、一括サポートいたします。

着手金・中間報酬無料、成功報酬は業界最安水準となっており、全国どこでもサポート可能です。

会社売買・M&Aをご検討の際は、お気軽に無料相談をご利用ください。

M&A・事業承継ならM&A総合研究所

8. まとめ

まとめ

本記事では会社売買の譲渡案件をご紹介しました。また、会社売買・M&Aの方法やメリット・デメリットについて解説してきました。

会社売買・M&Aの需要は、以下の理由から増加しています。

  1. 後継者不足解決のため
  2. 起業家の意識の変化

会社売買・M&Aには以下の手法があります。それぞれに特徴、メリット・デメリットがあるので、目的に合わせて選択する必要があります。
  1. 事業譲渡
  2. 株式譲渡
  3. 合併
  4. 会社分割
  5. 株式交換・移転
  6. 第三者割当増資

会社売買・M&Aでは以下のメリットが得られます。

売却側
  1. 従業員の雇用確保
  2. 後継者問題の解決
  3. 売却・譲渡益の獲得
  4. 大手資本の下で安定した経営
  5. 個人保証・債務・担保などの解消

買収側
  1. 人材の確保
  2. 必要な事業を低コストで獲得
  3. 新規事業へ低コストで参入
  4. 顧客・取引先・ノウハウなどの獲得
  5. 事業エリアの拡大
  6. 投資による不労所得の獲得

一方、会社売買・M&Aには以下のリスクもあります。

売却側
  1. 売却側には以下のリスクがあります。
  2. 希望価額で売ることができず買い叩かれる
  3. 交渉中に情報が漏れて破談になる

買収側
  1. 買収側には以下のリスクがあります。
  2. 簿外債務など隠れ債務が見つかる
  3. 期待したシナジー効果が発揮されない
  4. 従業員の退職・取引先・顧客離れ

会社売買・M&Aのリスクを極力減らし、メリットを最大化するには、専門家によるサポートが欠かせません。

M&A総合研究所では、多様な売却・買収案件を取り扱っています。M&A専門の公認会計士が専任につきフルサポートをいたしますので、短期間でのクロージングも可能です。

会社売買・M&Aをご検討の方は、まずはお気軽に無料相談をご利用ください。

関連するまとめ

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ